一部株主の株式売却希望に対応するため、人材サービス会社(売上:約5億円)が、周辺分野への進出を狙う同業と資本提携。
売り手企業
事業内容 | 人材サービス会社 |
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売上 | 約5億円 |
売却理由 | 創業者利益の獲得 |
買い手企業
事業内容 | 人材サービス会社 (上場企業) |
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売上 | 約100億円 |
買収目的 | 周辺分野への進出 |
スキーム | 株式譲渡 |
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概要 | 売却対象会社である人材サービス会社は、営業力の強さを武器に、急速に売り上げを伸ばしていたが、一部の株主から、株式の買い取りを要求されていた。 同社だけでは、株式買い取り資金を準備できず、また、単独での経営に限界も出始めていたため、株式を他社に買い取ってもらう形で、大手人材サービス会社グループに入ることを決断した。 買い手企業である人材サービス会社は、周辺分野の企業との緩やかな資本提携を検討しており、人材サービス業界の特定セグメントにおいて急速に成長している売却対象会社に強い興味を示した。 買い手企業の買収方針が、株式の過半数の取得に拘らない方針であったことが、売却対象会社の希望と合致し、買い手企業が、既存株主から株式を買い取る形で、M&Aが成立した。 参考:人材サービス会社のM&A・売却・事業譲渡 |