事業の選択と集中のため、電線の改修保守事業(売上:約60百万円)を、新規事業への進出を狙う企業に事業譲渡
売り手企業
事業内容 | 電線の引込工事・改修保守 |
---|---|
売上 | 約2億円 |
売却理由 | 事業の選択と集中 |
買い手企業
事業内容 | 電気設備工事 |
---|---|
売上 | 約3億円 |
買収目的 | 事業領域の拡大 |
スキーム | 事業譲渡 |
---|---|
概要 | 対象会社は岡山県、広島県、山口県で電気工事を営む会社。 譲渡対象事業である電線の改修保守の事業は、安定した売上が魅力的であるものの、対象会社の主な事業拠点である岡山ではなく、広島県、山口県で行っていたため管理が難しく、事業譲渡を決断した。 本件の買い手は、譲渡対象事業のエリアの近くで保守の仕事を求めていたため、買収を検討した。 トップ面談以降、両者歩み寄りスムーズにM&A成約に至った。 【電気工事・空調設備業界のM&A最新動向】 電気工事・空調設備工事会社の多くは中小企業であり、工場の海外移転等により国内市場が縮小する中、厳しい価格競争が繰り広げられています。 このような厳しい経営環境において、生き残るためには規模の確保が必須となってきており、規模拡大を目指すM&Aが活発化しています。 また、従来は、電気工事会社は電気工事のみ、空調設備工事会社は空調工事のみを手掛ける会社が一般的でしたが、受注単価の下落が続く中で、様々な設備工事・保守をワンストップで提供するために、電気工事会社による空調工事会社の買収や空調設備工事会社による機械設備工事会社の買収等、M&Aによりサービスを拡充するケースが増えています。 さらに、電気工事・空調設備工事会社の経営者の多くが引退の年齢を迎えており、後継者問題・事業承継問題を解決するためのM&Aも増加傾向にあります。 インテグループは、電気工事・空調設備工事会社のM&Aに多くの実績を有しておりますので、会社のご売却をご検討中の経営様は是非ご相談ください。 参考:電気工事・空調設備工事会社のM&A・売却・譲渡 ![]() |