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M&Aの現場(BLOG)

笑顔の譲渡式

先日、あるM&A案件の譲渡式に同席してきました。

この案件は、当初より売り手と買い手の意向が合致しており、とんとん拍子にお話しが進んでいたのですが、最後の局面で、本筋と直接関係のないところで小さなトラブルがありました。

しかし、最後の紆余曲折の中で、売り手と買い手双方が譲渡を成立させるという目標を共有しながら、柔軟に、そして真摯に対応した結果、スムーズに手続きが進んだ場合よりも双方の理解と信頼関係が深まった形で、譲渡の日を迎えることができました。

M&Aの譲渡日の段階では、すでに、双方の幹部や社員との交流も進んでおり、「これから一緒に頑張って行きましょう」と気勢を上げる姿は、この会社の未来の成功を予見させるものでした。

譲渡式は、ビジネスライクなもの、フレンドリーなもの、笑顔が絶えないもの、感涙が流れるものなど、多種多様であり、そのどれもが強く印象に残っています。

今回の譲渡式は、非常に明るく、笑顔に溢れたものになりました。

売り手様、買い手様双方の今後のご活躍を心より祈念しております。

籠谷智輝

12/Dec.2013 [Thu] 17:46

調剤薬局のM&A

先日、調剤薬局のM&A(事業譲渡)が成立しました。

●成約実績:本業に専念するため調剤薬局1店舗を、同地域での出店を狙う同業大手に売却

本件は大変な人気案件となり、複数の候補が手を挙げ、その中で最も条件の良い先に譲渡することとなりました。

現在、薬剤師不足、消費税問題、薬価改定、後継者不足等により、中小規模の調剤薬局を取り巻く環境は激変しています。

岐路に立っていらっしゃる調剤薬局経営者様も多いことでしょう。

弊社では、調剤薬局のM&Aに多くの実績があり、多数の有力な調剤薬局の買い手候補とのネットワークを有しています。

お悩みを抱えていらっしゃる調剤薬局のオーナー様は、是非、弊社のM&A無料相談よりお問合せください。

参考:調剤薬局のM&A(業界別M&A情報)

籠谷智輝

03/Dec.2013 [Tue] 16:18

ストック型/フロー型のビジネス

最近成約した案件の一つにビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)の会社があります。

顧客のビジネスのオペレーションの一部を切り出してアウトソーシングで受ける仕事です。

これは、一旦仕事を受けると毎月継続して売上が立ち、顧客が増えるに従って売上が積み上がっていく、いわゆるストック型のビジネスです。

 

ストック型のビジネスは、利益率が低くても売却できる可能性は高いと言えます。

今回お手伝いした会社も、規模も小さく、利益率も高くはなかったですが、いくつかの企業が買収を希望し、比較的短期間の間にM&Aが成立しました。

 

ところで、弊社のようなM&A仲介・アドバイザリーのビジネスは典型的なフロー型のビジネスです。

フロー型のビジネスは、継続収入を得るのではなく、プロジェクトベースで仕事をして売上を立てます。

 

フロー型のビジネスは、ストック型のビジネスに比べると買い手からあまり人気がありません。

しかし、フロー型のビジネスはストック型のビジネスより、利益率が高い場合が多いと思います(中には、今取り組んでいる案件のようにストック型ビジネスで利益率が高い会社もありますが、こういう会社はまれです。)

ストック型ビジネスがより好まれるのは、行動経済学的なバイアスがあると思われます。

 

M&Aするにしても起業するにしても、もっとフロー型ビジネスが好まれてもいいのになあと思います。

個人的な意見ですが、少なくともやって面白いのはフロー型ビジネスだと思います

 

藤井一郎

18/Oct.2013 [Fri] 17:49

中小企業の事業承継対策

2012年は団塊の世代(1947年~1949年生まれ)が65歳に到達する年でした。
中小企業の経営者も当然この世代が多く、引退を考える経営者の後継の問題、いわゆる「事業承継問題」が今後ますます深刻化すると言われています。

ところで、よく誤解されるのですが、事業承継問題の解決方法=M&Aではありません。
M&Aは、事業承継問題を解決する選択肢の一つに過ぎません。
弊社は、この選択肢の一つであるM&Aという方法に特化して、中小企業の事業承継をサポートしている会社ですが、(M&Aで)事業承継問題を解決すると標榜しているという関係上、事業承継に関する広範な相談が持ち込まれます。
そのご相談の中には、弊社ではなく、他の専門家や会社に依頼した方が良いものもあるため、「事業承継」について、ここで一度整理をしてみたいと思います。

1.中小企業の事業承継の類型

事業承継とは、事業を「誰か」に受け継がせることです。
つまり、「誰」が受け継ぐかによって、分類することができます。

中小企業の事業承継の受け手としては、①オーナー社長の親族、②従業員、③他社に分けられます。

2.事業承継対策のポイント

次に、事業承継の類型別のポイントを以下にまとめます。

①親族による事業承継対策のポイント
ポイントは、以下の3点です。
●相続税対策
●分散株式の集約
●後継者の教育

親族内承継の最大のポイントは相続税対策です。相続税は安い方が良いに決まっていますから、生前贈与や各種の税額軽減制度を駆使したタックスプランニングが重要となります。
次に重要となるのが、親族内で分散してしまった株式を後任の社長への集約です。所有と経営の分離というのは株式会社という仕組みの根本原則ですが、中小企業の経営実務では、所有と経営は極力一致させておく必要があります。経営にタッチしていない親族が多くの株式を所有していると、後々かならず大きな問題になります。
また、後継者となる親族の教育も重要です。同業他社に修行に行かせたり、早い段階から自社に入社させて仕事を覚えさせるなど、計画的に準備を進める必要があります。

②従業員による事業承継対策のポイント
ポイントは、以下の3点です。
●従業員の意欲
●従業員の能力
●従業員の資力
全ての従業員が経営者になりたい訳ではありません。中小企業の経営者は重い責任とリスクを負っており、そのような負担を好まない従業員は決して少数派ではありません。
また、従業員として優秀であったとしても、経営者として十分な能力を有しているかは、別問題です。
さらに、従業員が、会社の株式を買い取ったり、会社の借入金の個人保証を引き継いだりするだけの財産を保有しているかどうかもポイントになります。

③他社による事業承継対策のポイント
ポイントは、以下の3点です。
●売却可能性
●売却金額
●買い手探し

他社への事業承継(M&A)の場合には、そもそも他社に売却可能かどうかとその場合はいくらで売却できるのかということがポイントになります。
そして、自社を引き受けてくれる買い手をどのように探すのかが重要になります。

3.事業承継対策の依頼先

上述のとおり、類型ごとに事業承継対策のポイントは異なるため、問題解決のための依頼先も自ずと異なってきます。

親族による承継 税理士・事業承継コンサル
従業員による承継 M&A仲介会社
他社による承継 M&A仲介会社

親族による承継については、相続税対策が最大の問題になるため、まずは税理士に相談する必要があります。
また、株式の集約や後継者の教育については、そのような分野を専門としているコンサル会社に依頼するのも選択肢だと思います。

従業員による承継については、これは買い手が他社ではなく従業員であるというだけで、基本的にはM&Aの範疇に入ります。
したがって、実現可能性の評価、スキーム構築、金融機関の紹介等で実績とノウハウのあるM&A仲介会社に相談すべきです。

他社による承継の相談先は、売却可能性・売却見込額の評価、買い手の紹介等のサービスを提供してくれるM&A仲介会社となります。
どの仲介会社に依頼すべきかは、こちらのM&A仲介会社の見分け方をご参考ください。

21/Jun.2013 [Fri] 16:10

エムアンドエーとトップ面談時の印象の重要性

中小企業のエムアンドエーにおいて、トップ面談時の印象は、買い手と売り手双方にとって非常に重要です。

売却対象会社がどれだけ良い会社であっても、売り手社長が不誠実そうだったり、嘘を隠してそうだったりすると、買い手がそれ以上エムアンドエーを進めることはないでしょう。また、自社のビジネスや従業員のことをネガティブに言いすぎる売り手社長も、悪い印象を持たれがちです。

一方、攻撃的過ぎる(言葉がきつい)、上から目線である、粗探しばかりをするような買い手社長は、売り手から悪印象を持たれてしまいます。

実際に会社の売却や買収を経験したことが無い方は、印象という曖昧な、ある種感情的なものが、エムアンドエーという重大な決定に影響を及ぼすことに、違和感があると思います。
しかし、売り手社長にとっても、買い手社長にとっても、M&Aの決断にはかなりの勇気が必要であり、論理的な判断だけではなく、感情面での最後の背中の一押しとして面談時の印象が重要になるのです。

そういう意味では、トップ面談時の印象の重要性とその対応について、売り手・買い手にしっかりとアドバイスすることは、エムアンドエーアドバイザーの重要な役割です。

とはいえ、特に買い手の社長は、急成長中でイケイケの方も少なくなく、事前で十分に注意をしておいたにもかかわらず、攻撃的に響く発言を思わずしてしまったり、上から目線に聞こえる物言いをしてしまったりすることがあります。
また、トップ面談だけを表層的にごまかして乗り切っても、心の中で売り手企業を下に見ているような場合は、その後の交渉の中で自ずと地が出てしまい、破談になってしまいます。

結局、売り手であれ、買い手であれ、相手企業および経営者に心から敬意を払うことが必要であり、また、トップ面談の対策はそれだけで十分なのかもしれません。

関連記事>中小企業のエムアンドエー(MアンドA)マーケットの変遷

20/Jun.2013 [Thu] 15:48

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