買い手ニーズの高まり
M&Aは「売り手がいないと始まらないが、買い手がいないと決まらない」と言われる。
最近、買い手の買収意欲が旺盛になってきている。そういう意味では成約しやすい地合いになってきたと言える。
様々な業種の中でも特に買い手が多いのが、調剤薬局、施設介護(有料老人ホーム・グループホーム)、ビルメンテナンス会社、通販・EC等である。
やはり、安定して利益が出る、市場が拡大している分野は買い手からの要望が多い。
(参考)
業界別M&A情報:調剤薬局のM&A・売却・譲渡
業界別M&A情報:施設介護(有料老人ホーム・グループホーム)のM&A・売却・譲渡
業界別M&A情報:ビルメンテナンス会社のM&A・売却・譲渡
業界別M&A情報:通販会社のM&A・売却・譲渡
弊社でも現在これらの分野のM&A仲介に積極的に取り組んでいるが、条件設定さえ間違えなければ、成功裏に売却できる可能性は極めて高いと言える。
ところで、なぜここにきて買い手が多くなってきたのかは、はっきりとは分からない部分もある。
通常買い手の意欲は景気に連動するが、景気は一進一退であり、必ずしも上向いているわけではないからだ。
考えられるのは、中小企業のM&Aが認知されてきて、潜在ニーズが顕在化されてきたということ、またM&A仲介会社の中でも、弊社のような成功報酬型が好まれだしてきているからであろう。
藤井一郎
12/Sep.2012 [Wed] 16:37