• HOME >
  • M&Aの現場(BLOG)

M&Aの現場(BLOG)

意外なパートナー

前々から協議を続けていた業務提携案件が成立しました。

本件は、商材は異なる、販売チャネルも異なる、主力の商圏も異なる、しかし、最終顧客の業態がほぼ同じという2社による業務提携でした。
最終顧客が同じであるにも関わらず、相互のビジネス・商流のバッティングがほとんどないという珍しいケースでした。
さらには、商材の相互補完性・親和性が高いというおまけつきです。

ここまで、ピッタリくる提携先が見つかることは珍しいと思うのですが、興味深いのは、両社は業界内ではそれなりの大手であるにもかかわらず、弊社が引き合わせるまで、互いのことを全く知らなかったということです。
外からみれば同業界に見えても、業界内部では細分化されていて、完全に別業界という位置付けだったようです。

弊社からすれば、商材の親和性と顧客が同じであるという単純な事実に基づき、提携の提案をしたわけですが、業界サイドからすれば目から鱗だったようで、業界外の素人目線が功を奏した結果となりました。

国内市場が縮小する中、より効率的に売上を伸ばすためには、今回のような業務提携は実効性が高く、このような提携は、資本が絡むケースも含めて今後も増えてくると思います。

籠谷智輝

17/Oct.2011 [Mon] 21:28

本を出版しました

東洋経済から『プロフェッショナル・ネゴシエーターの頭の中―「決まる!」7つの交渉術』という本を出しました。

今日ぐらいから書店で並んでいると思います。

元々はM&Aの交渉、シナジー、インセンティブ、戦略についてマニアックな本を出そうかと思いドラフトを書いたのですが、出版社より一般のビジネスパーソン向けの交渉術の本が良いとのことだったので、マニアックな議論はほとんど削除して、一般向けの本にしました。

とは言っても、M&Aの事例もそれなりには書いています。

もし宜しければご覧頂ければ嬉しいです。

藤井一郎

30/Sep.2011 [Fri] 21:26

子会社の売却

先日成約した案件は、子会社の売却でした。

この子会社は、親会社で販売する製品のみを製造している所謂製造子会社でした。以前は、親会社以外にも売り先があり、売上全体のかなりの部分を占めていたのですが、直近では外部販売がなくなり、オーバーキャパシティの状態に陥っていました。

当該子会社を、同業の製造会社に売却することで、売り手である親会社は本業に経営資源を集中することができ、また、子会社は買い手の傘下で販路を増やし、生産量を拡大させることが可能になりました。

工場で働く従業員も、生産量が増えてやりがいが出る、また、人員も増えるので楽しくなると、大変喜んでいらっしゃったのが、印象的でした。

グループ内では本来の価値を発揮できない子会社を他社へ売却することにより、売り手・買い手、そして、売却対象となる子会社全てにとって、大きなプラスの影響が生み出されます。

本業に関連しない子会社や、規模が小さく非効率な子会社を抱えている中小企業は意外に多く、このような子会社の売却は、今後も増えて行くと考えられます。

籠谷智輝

07/Jul.2011 [Thu] 21:24

ライバル企業への売却

先週成約した案件は、食品系の会社の同様ライバル企業への売却でした。
売却先として最初に思い浮かぶのは、同業他社ですが、実はライバルの同業他社への売却というのはそれほど多くはありません。

なぜなら、一つには、売り手がライバル企業に売却するのは心理的抵抗感が強い場合が多い為。

もう一つの理由は、同業の場合、買い手から良い条件が出てきづらい為です。異業種であれば、ビジネスモデル、ノウハウも含めて事業の価値を評価してくれますが、同業であれば、単に顧客が欲しいということになってしまいがちだからです。

先週成約した案件は、買い手が売り手を買収することによって、業務効率化の余地が大きいところが一つの決め手になりました。

またこの案件は、震災後に初めて相談を受け動き出した案件ですが、一般的にはこういう時期は様子見となりがちですが、異例のスピード成約でした。

藤井一郎

20/Jun.2011 [Mon] 21:22

大震災が日本のM&Aに与える影響

今週もう一件、老舗の精密機械メーカーの譲渡がクローズしました。

オーナー社長が高齢で、リーマンショック後売上が落ちていたものの、財務内容(特にBS)が良く技術力も高く、大震災もあり交渉は難航しましたが、何とか買い手企業と合意に至りました。
優良企業の存続発展に少し役立てたかなと思います。

弊社では震災後3月~5月は相当数の成約がありました。これらは全て震災前から動いていた案件です。
震災が日本のM&Aに与える影響については、これで一層業界再編が進むと見る向きと、買い手の様子見姿勢が広がり停滞すると見る向きと業界内でも見方が分かれています。

震災後に動きだした案件がどういう展開になるかはこれから徐々に分かってくると思いますが、いずれにしても、弊社としては優良企業の存続発展、日本経済の生産性の向上に少しでも貢献していきたいと思います。

藤井一郎

13/May.2011 [Fri] 21:17

1  …  6  7  8  9  10  11  12  13  14  …  27
ページTOPへ

Copyright(C)Integroup Inc. All rights reserved.