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香港ファンドBPEAがパイオニアを総額約1,020億円で完全子会社化

2018.12.10

プライベート・エクイティ・ファンドのベアリング・プライベート・エクイティ・アジア(以下「BPEA」、本社香港)は、パイオニアへの第三者割当増資による770 億円の出資、及び現株主から約 250 億円での株式買い取りを行い、完全子会社化すると発表した。
BPEAは1997 年に創業されて以来、世界中に160 名を超える従業員と10 拠点のオフィスを擁し、160 億ドルを超える運用資産を有している。
キャッシュフローの悪化に直面しているパイオニアは財務基盤の立て直しが急務であり、BPEAからの出資により必要な運転資金を確保する。その後、既存株主から株式を買い取り完全子会社化した上で、事業ポートフォリオの見直し、構造改革、経営体制の刷新などの再生に向けた抜本的施策を遂行していく。
パイオニア社長の森谷氏は「パイオニア再生プランを遂行するためには、成長軌道への回帰に向けてビジョンを共有する BPEAが最もふさわしいパートナーであると確信しています。今回の決断に際しては、 経営陣のトップとして責任を痛感していますが、パイオニア再建の為には、BPEA とのアライアンスが必須と考えています。私の責務は、出来るだけ早期に、パイオニアを再生させ、世の中の役に立つ、ユーザーの皆様に喜ばれる製品・サービスをご提供していける体制を築くことだと考えています。」とコメントしている。