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引退して趣味に没頭したいオーナー社長が、電機部品メーカー(売上:約5億円)を、川上への進出を狙う電子部品商社に売却。

売り手企業

事業内容 電機部品メーカー
売上 約5億円
売却理由 後継者不在

買い手企業

事業内容 電子部品商社
売上 非公開
買収目的 川上・川下への垂直統合
スキーム 株式譲渡
概要 売却対象会社である電機部品メーカーは、小規模ながら、高品質の製品と小ロット・短納期の小回りの利く対応で、顧客からの評判も高い優良企業であった。
しかし、同社の創業者社長は、自身が高齢になってきたため、社長業を引退し、趣味のガーデニングに没頭したいという希望をもっていた。
社長には息子がいたが会社を継ぐ意思がなく、従業員にも後継を任せられる人材がいなかったため、社長は、ハッピーリタイアを実現するべく、会社売却を決断した。

買い手企業である電子部品商社は、卸としての機能だけではなく、メーカー機能も自社内に抱えることで、事業の付加価値を高めたいと考えていた。
買い手企業の商流と売却対象会社の製品群との親和性は高く、また、買い手企業は、売却対象会社の製品の潜在的成長性は高いと評価し、買収を決断した。

M&A後、売り手社長は趣味のガーデニングに没頭する日々を送っている。