対象会社は、NHKの音楽番組の制作を中心としたテレビ番組制作会社。オーナーが業務運営において中心的な役割を果たしており、従業員への権限委譲が進んでいなかった。従業員への承継も検討したが、後継者の育成が進んでいないため、M&Aによる譲渡が適切と考え、弊社に相談があった。
同業及び近隣業種を中心に複数企業に打診したが、NHKの音楽番組に特化したビジネスモデルのため、同業のテレビ番組制作会社での取り組みは難しく、新たにテレビ番組制作業界に進出したいとの意向のある2社を中心に交渉を行った。
最終的に本件の買い手となったのは、事業盛況により近隣業種への進出を検討していたイーコマース支援事業を行う企業。買い手のノウハウを活かして、今後はNHKだけでなく、幅広い分野の番組制作に取り組んでいきたいとの意向があり、売主と意気投合し、打診開始時より強い買収意向を示した。デュ―デリジェンスでも大きな問題はなく、打診開始から約6カ月で成約した。