経営負担を軽減し医療へ集中するため、有床型クリニック(売上：約6億円)を同業の企業グループへ譲渡
売り手企業
| 事業内容 | 有床型クリニック |
|---|---|
| 売上 | 約6億円 |
| 売却理由 | 経営負担を軽減し医療に集中するため |
買い手企業
| 事業内容 | 医療法人の運営、介護事業 |
|---|---|
| 売上 | 非公開 |
| 買収目的 | 規模・エリアの拡大 |
| スキーム | 出資持分譲渡及び社員交代 |
|---|---|
| 概要 | 対象の医療法人は首都圏で有床型クリニックを運営。 対象法人のエリアは病床数が不足しており、対象法人の病床も常に満床で推移し、また、通常の外来患者だけでなくコロナ禍における発熱外来も対応しており、理事長の業務負担が重くなっていた。 そのような中、長期的に医師を続けていくためには、法人譲渡を行い買い手から経営のサポートを受けつつ、自身は医療に集中することが必要であると考え、法人譲渡を検討するに至った。 買い手となったのは、医療法人の運営や介護事業を展開する企業グループ。 対象法人のクリニックの近くに拠点があり、また、医療関係者の採用やバックオフィス業務にも長けているため、理事長の業務負担軽減や業務の効率化などを実行できると判断した。 法人の発展、理事長の負担軽減、対象会社の従業員の労働環境の向上など、目指すべきゴールを共有することができ成約に至った。 【医療法人・病院・クリニックのM&Aの現況】 度重なる診療報酬のマイナス改訂をはじめとした医療費抑制政策により、現在、全国の病院の8割近くが赤字経営とも言われいます。このような環境下において、経営改革の遅れにより財務内容が悪化し、閉院へ追い込まれる病院がある一方で、一部の医療法人グループが企業経営の手法を積極的に取り入れて業績を改善するのみならず、業績が悪化した病院を買収し再生させるという事例が出てきています。 また、病院・医療法人の院長・理事長の多くが引退の年齢を迎えており、後継者問題・事業承継問題を解決するためのM&Aも増加傾向にあります。 さらに、個人経営の医院・クリニックを新規開業希望の医師に売却するという事例も出てきており、小規模の医院・クリニックのM&Aも増加していくと考えられます。 インテグループでは、病院・クリニックのM&A支援実績がありますので、医療法人・病院・クリニックの売却をご検討中の方は是非ご相談ください。 医療法人・病院・クリニックのM&A・売却・事業譲渡  |
