大型案件を成約させるとともに
コンサルタントを育成していきたい

転職を決めた理由を教えてください

インセンティブ率の高さと
今後の成長性に魅力を感じた

インセンティブ率が高かったことが一番の理由です。おそらく還元率は業界で一番高いと思います。
前職も別のM&A仲介会社にいましたが、その会社は業績によってインセンティブが出る時もあれば出ない時もあり、またインセンティブの率もよく変動していました。
当社の面接で、この話を転職理由にあげると、面接担当の方が共感してくれたことから「インテグループはそういうことはないだろう」と思い、入社を決めました。実際に入社してからもこの点については、一切ギャップがありません。

もう一つ、これから伸びていきそうな会社だと感じられたのも大きかったです。
他の仲介会社もいくつか面接を受けましたが、すでに仕組みが出来上がった数百人規模の会社であったり、逆に設立されたばかりの仲介会社であったりと、自分が理想とする規模感の会社ではありませんでした。インテグループはこれからどんどん人を増やしていくタイミングだったため、今後の中核を担える点にも魅力を感じました。

また、他の仲介会社では、先に入社した人に既得権があり数字をあげやすくなっていたり、上司にインセンティブが奪われたりするということを聞いていたため、そういうことがない点も当社に入社したいと思った理由の一つです。

仕事をするうえで大切にしていることはありますか？

仕事をするうえで
大切にしていることはありますか？

徹底的に「人」を見ることが大切

どこまでいっても人を見ることが大切だと思います。
私たちの仕事は、まず譲渡を検討されている方を見つけ、その方と面談を行い、適切な方法で譲渡先を探します。そして、譲渡する方と譲り受ける方との面談、交渉、契約書の作成へと進んでいきます。別々の企業が一緒になるわけですから、企業の売上や利益、資産・負債の状況などはもちろん大切です。

ただ、最終的には、お互いが信頼して一緒になりたいと思えるかどうかが最も重要になります。そのため、最初の面談時も、譲渡先を探す際も、まずは「この方のM&Aをお手伝いしたい」と心から思える方かどうか、さらにはお相手先のことも考えてM&Aを進めてくださる方がどうかをしっかり見定めるようにしています。

M&Aの仕事におけるやりがいを教えてください

M&Aの仕事におけるやりがいを教えてください

オーナー社長の「ありがとう」が
何よりの仕事の励み

成約時に「松本さんにお願いして良かった」と言ってもらえることが一番のやりがいです。
昨年私が担当したのは、ご主人様が急逝され、奥様が切り盛りしている運送会社の案件でした。ご主人様がお亡くなりになった後、売上が落ち込み、奥様としてはどうして良いかわからない状態でした。私が初めて面談してから3ヶ月以内に譲渡を成立させることができ、「本当にありがとうございます」という感謝の言葉とともに「もっと松本さんに早く連絡しておけばよかった」と言っていただけたのが心に残っています。

仕事で大変だと思うことは何ですか？
印象深い案件は？

双方の不安に寄り添い、
前に進めていくことが大事

M&Aは、世の中にたくさんの本が出ていることから、「とにかく理論や知識が大事だ」と思われている方が多いように思います。しかし、最終的にM&Aを実行する際には、会社を譲渡する側も、譲り受ける側も、大きく感情が揺れ動きます。

「本当にこのまま進めて大丈夫か」、「譲渡した後はどうなってしまうのか」、「より良い条件の案件が他にあるのでは」など、不安が尽きることはありませんし、そのような感情を我々が容易にコントロールすることもできません。
結局は双方の気持ちにしっかりと寄り添い、共感しながら着実に前へと進めていくしかありません。これが最も難しく、大変なことだと思います。

一番印象に残っているのは、大手ショッピングモールなどに出店している寝具販売店の案件です。お手伝いをしている最中に新型コロナウイルスの緊急事態宣言が何度も発令され、そのたびに店舗の休業や時短営業を余儀なくされました。譲渡を実行する2日前に4回目の緊急事態宣言が発令された時は、「また振り出しに戻るのか」と思いましたが、何度も話し合いを重ねた結果、無事に譲渡を実行することができました。譲渡実行前日の夜10時まで条件交渉をしていたのは、この案件だけです。

職場の雰囲気や働き方等について教えてください

上下関係がほとんどなく、
誰もがフラットな組織

インテグループには、「先に入社している人が偉い」といった価値観はまったくなく、上下関係のようなものもほとんどありません。分からないことがあれば誰に聞いても良いですし、社長にもいつでも話しかけられます。そういう意味で非常にフラットな組織だと思います。

裁量権が大きいのも特徴の一つです。多くのM&A仲介会社では、一つの案件に何人かで関わるため、自分だけで決めることができません。インテグループでは、もちろん誰かにアドバイスを求めることはありますが、最後は自律的に案件をコントロールできるのが特徴です。

どんな人材が活躍できると思いますか？

他責ではなく、
自責で物事を考えられる人が成長できる

先ほど当社は裁量権が大きいという話をしましたが、これは自ら考えて行動する必要があるということです。部下と接する際にも、過去の経験からそういう働き方をしてこなかった方には、まず自分で考えることの大切さを説くようにしています。

どんな仕事でも共通しているかもしれませんが、自ら考え、行動できる人は、やはり活躍できると思います。M&Aという仕事は、成約するまで何が起こるかわかりません。まったく予測できないことも発生します。その都度何が最適解なのかを探しながら、それぞれの利害関係者と交渉する必要があります。

他人や環境のせいにしないことも大切な要素です。不測の事態が起きて成約に至らなかった時、誰かのせいにしたり、環境のせいにしたりすることはできますが、それでは成長しません。「何かもっとできたことはないか」、「あのとき違う行動を取っていたほうが良かったのではないか」と省みることが、その後の成長につながっていきます。