• HOME >
  • M&Aの現場(BLOG)

M&Aの現場(BLOG)

万感の思い

先週クローズした案件の調印式で、売り手のオーナー社長が最後挨拶されるときに、感極まって涙を流された。

いつも忙しそうにされており、たんたんと交渉されて来た方だったので、声がつまって涙を流された時は正直驚いた。

元々はオーナー社長からリタイヤしたいとのことで売却相談を受け、ほぼ希望通りの条件での譲渡だったため、決して悔し涙ではない。かと言って嬉し涙でもない。

先代社長から会社を引き継ぎ、長年休日も関係なく朝から晩まで働いてこられた、その万感の思いが詰まった涙だった。

M&Aによる事業承継において、最良のご縁を作るという責任感を改めて感じた。

藤井一郎

28/Jan.2010 [Thu] 20:34

新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

昨年一年を振り返ると、一昨年秋のリーマン・ショックから続いた昨年はまさに不況の年でした。

M&Aの世界でも、不景気の影響は避けられず、売却案件は非常に多かったものの、買い手が慎重になり、交渉期間が長引いたり、条件が売り手と合わず、また買収資金の調達ができなかったりで、スムーズに成約に至らないケースが多い年でした。そのような状況の中、同業他社では規模縮小を迫られたところも多かったようです。

しかしながら、弊社としては引き続き年間数百件のご相談を頂き、(様々な制約の下、全てのご相談にお応えすることはできませんでしたが)戦略的且つ粘り強くご対応させて頂き、お陰様で弊社としては過去最高の成約件数、売上を達成することができました。

今年も日本経済は消費低迷が続くと思われ、デフレスパイラル、二番底も懸念されますが、M&Aに関しては、団塊世代のオーナー経営者リタイヤによる事業承継案件も引き続き多いと思われ、また上場企業等でもこの不景気で従来の事業だけでは売上・利益を成長させられないことがはっきりと分かった会社が多く、第二、第三の事業の柱を作るべく、経営資源の再配分によるM&A(買収及び売却)が積極的に検討される年になると思います。

いずれにしても、我々としては、これまで以上に、ご相談に対して真摯に対応し、M&Aを通じて優良企業の存続・発展、経済全体における資源の最適配分に貢献して行きたいと存じます。

今年2月には業容拡大の為、同じ丸の内ですが新しいオフィスに移転することになりました。

本年も何とぞ宜しくお願い申し上げます。

藤井一郎

03/Jan.2010 [Sun] 20:31

トップ面談

12月も後半に突入したが、連日のように基本合意の面談や事前のトップ面談が続いている。

最近のトップ面談の傾向として、非常に内容が濃く、盛り上がることが多い。
景気の先行きが不透明の中でも、M&Aのトップ面談に進もうとする買い手企業は、それだけ案件に対する本気度合いが高いのだろう。
好況時には、少なからず存在した、とりあえず話を聞いてみようという買い手は、圧倒的に減ってきている。

以前、このBlogに、「好況時はM&Aがお手軽に実施されてしまう嫌いがあるが、不況時には、本質的なM&Aのみが残る」と書いた。
その傾向が、M&Aのプロセスレベルでも顕在化しているということだろう。

景気は良いに超したことはない。
が、不況時には本質が浮き彫りになるというのも、また事実である。

籠谷智輝

16/Dec.2009 [Wed] 20:29

差別化➔希少価値➔魅力

先週成約した案件の譲渡対象企業は、社員数人で売上がさほど大きい訳でもなく、利益率が特段良い訳でもなかった。通常は売上が小さく利益率が低ければ、買い手にとってそれほど魅力のある会社ではなく、買い手を見つけるのは難しい。

しかし、この会社はニッチ市場の専門会社として、業界内では極めて差別化された会社であった。

当初、弊社から数十社の打診候補企業を提案したが、社長と話し合った結果、(通常は同時並行で何社かに打診することが多いが、本件は)最もシナジーが大きい上場会社1社のみに打診し、結局その会社と比較的スムーズに話が進みM&Aが成立した。

もし今回の譲渡対象会社が全く同じ内容(事業内容も財務内容も)でも、業界で差別化されておらず、ありふれた会社であれば、たとえ買い手とのシナジーが大きくても、M&Aは成立していなかったかもしれない。

つまり、差別化された会社は、シナジーが大きい会社にとって希少価値が生まれ、そうでない場合より、買い手が魅力を感じ、M&Aが成立しやすくなると考えられる。

藤井一郎

04/Oct.2009 [Sun] 20:27

優良企業のルール

本日、お会いした社長の経営哲学には大変な感銘を受けた。

・営業マンには、売上ではなく粗利を目標にさせる。
・交際費は使わない。
・贅沢な車に乗らない。
・社長の給料よりは、従業員の給料を優先する。
・無駄な間接人員をおかない。
・月次決算は、翌月1週間以内に完成させる。

これらに、目新しい項目はひとつもない。
当たり前のことばかりである。
しかし、これらをただ遂行するだけで、業界標準の利益率1~2%に対して、10%前後の高利益率を維持されている。

当たり前のことを、当たり前に実行する。
簡単なようで、ほとんどの経営者・企業ができていないことである。

1時間の面談の予定が、お話を聞いているうちに2時間にもなってしまったが、多くを学ばせて頂いた意義ある面談だった。

籠谷智輝

14/Sep.2009 [Mon] 20:20

1  …  10  11  12  13  14  15  16  17  18  …  27
ページTOPへ

Copyright(C)Integroup Inc. All rights reserved.