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M&Aの現場(BLOG)

M&Aの時間軸

最近、ご相談を受ける案件で、急ぎのものが多くなった。

例えば、1ヶ月で会社/事業を売却したい、2ヵ月後にはM&Aを終了させたい、などである。

会社を売却するという決断は、簡単なものではないし、資金繰りに逼迫して仕方なくという事情が多いだろうから、ぎりぎりのタイミングでご相談頂くというのも理解できる。

しかし、M&Aは買い手あってのもので、仲介会社と売り手がいくら頑張っても早く片が付くというものではない。(ある程度の短縮は可能である)

弊社ホームページに記載のとおり、通常のM&Aでは、全てが完了するまで3ヶ月~6ヶ月はかかる。

時間的に余裕を持って相談頂ければ、より良い相手(買い手)にめぐり合える可能性も高くなる。

ご売却をご検討の経営者様には、是非、お早めのご相談をご検討頂きたい。

籠谷智輝

05/Feb.2008 [Tue] 18:05

一期一会

最近、動きだした案件で、以前に一度ご相談頂き、最近復活したという会社様がある。

まだ、夏真っ盛りの頃に一度ご連絡頂き、都内から少し離れた本社まで、ご説明に向かった。
その面談時には、売り手様の売却意思はそれほど固まっておらず、希望価格も妥当なレンジを超えるものだった。
心の片隅では、“無駄足に終るかな?”と少し思いながらも、事業を一定規模まで成長させた社長様の力に感動し、M&Aのメリット・手順などを精一杯説明させて頂いた。
結局その時は、“もう少し考えてみます”、ということで、一旦ペンディングとなっていた。

その4ヶ月後、もう一度ご連絡を頂き、今度はアドバイザリー契約も締結して頂き、具体的に動き始めることとなった。前回の弊社訪問以降他社の話も聞かれたそうだが、私の稚拙だが一生懸命な説明を気に入って下さったようだ。

我々M&Aアドバイザーは、基本的に、売り手様とは一度きりのお付き合いとなる。
期間としては長くても1年弱だ。
その短い期間に、命よりも大事かもしれない会社・事業の売却を任されるだけの信頼関係を築きあげなければならない。
このような重責を前に、自分の未熟さに冷や汗が出る。

上記案件のオーナー様は、会社売却後は海外移住を考えているそうだ。
このディールを、全力で、確実に成立させ、いつか移住先のオーナー様を笑顔で訪問したい。
そう思っている。

籠谷智輝

22/Dec.2007 [Sat] 15:15

M&Aに要する時間

売り手様から、“M&Aにはどれくらいの時間がかかるか?”という質問をよく受ける。
売り手様の中には様々なご事情で早期売却を希望される方も多く、これは当然の質問であると思う。

この質問に対する弊社の回答は、“通常3ヶ月~6ヶ月”である。
ただ、これはあくまで平均値で、実際にはケースバイケースで必要期間は大きく異なる。
例えば、短いものであれば1ヶ月程度で完結するケースもあるし、逆に、1年近くかかる場合もある。
また、長期化する場合も、その原因は様々である。
買い手候補が見つからずに長期化する場合もあれば、有力な買い手候補で内定はしているものの、買い手候補の事情(調査、社内決済、資金調達)でクローズが遅れるケースもある。

主な長期化の要因としては、以下のものがある。
①売り手サイドの資料の準備が遅れる
②買い手の調査・検討が長期化する
③買い手の内部決済に長時間を要する
④トップのスケジュールが合わず、トップ面談の設定に時間を要する
⑤買い手候補が見つからない

以前にも書いたが、スピードがM&A成功の大きな要素である、と弊社は考えている。
したがって、弊社が直接的に影響を及ぼせないような買い手由来の長期化の要因であっても、間接的なサポートにより最大限排除するように努めている。
例えば、売り手の資料作成のサポート、買い手の調査・決済に利用しやすい情報の提供(詳細な案件概要書をファイル形式で提供等)、面談の円滑なファシリテーションなどである。

案件に対するスピーディーな対応は、銀行・証券会社等に対する、小規模M&A仲介会社である弊社の圧倒的な強みであり、今後ともより一層強化していくべき部分だと考えている。

籠谷智輝

17/Dec.2007 [Mon] 15:12

会社売却の気軽な相談相手

先日、ご相談を受けた経営者様に、“相談するまでは、非常に悩んだが、相談して良かった”といって頂いた。
M&Aアドバイザーとしては、大変嬉しかったのだが、同時に、“これほど気軽に話ができるのであれば、もっと早く相談しておけばよかった。売るという決断がなかなかできず、そのような中途半端な状態で相談すると迷惑をかける気がして、躊躇していた。こんなに気軽に相談できるということを、もっと皆に伝わるようにしてはどうか?”というご指摘も頂いた。

弊社としては、売るという意思が明確に固まっていない時点でのご相談も、もちろん大歓迎である。ご相談の中には、売却以外の選択肢が適切な場合もあるし、今すぐに売る必要が無い場合もある。そのような場合でも、ご相談を受けることで、他の選択肢についてのお手伝いや、将来の売却に向けてのアドバイスも可能となる。

弊社としては、このように会社売却について迷っている、または、今すぐではないが将来的には会社売却考えている、という経営者様のご相談に応えるべく、無料相談・完全成功報酬というサービスをHPや会社案内上で掲げ、会社売却の相談への敷居を下げる努力をしてきたつもりだった。

しかし、会社を売る立場であれば、“まだ売るという意思が固まっていない段階で、相談しても迷惑なのではないか”、または、“売るという方向に無理やり説得されるのではないか”、という懸念・疑念を持たれるのは、当然のことだ。

このような経営者様に対して、弊社のコミュニケーションが、まだまだ不十分なのだと痛感させられた、冒頭のご指摘であった。

M&A仲介というサービスの質を向上させることはもちろん、より多くの経営者様に気軽で信頼できる相談者としてご利用頂けるように、インテグループという会社の見せ方についても改善を続けていこうと思う。

籠谷智輝

08/Dec.2007 [Sat] 15:10

M&A進行中にこそ本業に専念

今週、現在進行中のある案件で、2回目のトップ面談が実施された。
1回目のトップ面談の後、質問への回答・追加資料提出を何度か繰り返し、現段階では買収を実行するというコンセンサスは、買い手内部でも固まっているようだ。

今回の面談の目的は、より詳細な条件のつめと、今後のスケジュールを確認するためであり、終始、なごやかな雰囲気で会議は進んだ。
面談の中で、買い手から、最近の業績はどうかという質問が出た。
売り手の会社は、M&Aの交渉開始後も常に業績が好調で、また、来期以降も売上が伸びるトピックが幾つかあり、買い手には大変好印象を与えたと思う。

M&Aが不成立に終わる主要な理由の一つに、直近の月次損益の悪化がある。
会社を売却すると決めて、事業意欲が落ちることに加え、経営者がM&Aの準備に疲弊し、本業が疎かになることがその要因だろう。

M&Aに際し、売り手は多くの資料を用意しなければならない。
財務資料等の改めて作成する必要がないものに加え、今後の事業計画といった、会社によっては新たに作成しなければならないものが、買い手から要求される場合もある。
これらの作業は、非常に負担が思い。
なぜなら、通常業務の合間を縫って、他の従業員や取引先に知られないように、準備を進めなければならないからだ。

また、買い手との面談にも時間がとられるし、ある程度進行した段階で、“今回は見送り”という回答を受けることによる、精神的な落胆も大きい。

このような負担は、M&A仲介会社をうまく使って頂くことで、軽減することができる。
例えば、上述の案件については、売り手の社長様は非常に協力的で、資料の用意も迅速に対応して頂けたが、事業計画等については、作成された経験がなかったため、基本的な聞き取りの後、弊社が作成をお手伝いした。
また、M&Aのスキーム・スケジュール・諸条件等は、基本的に弊社に一任して頂いており、あれこれと詳細を心配することもなく、本業に専念して頂けている。

会社の売却は、肉体的・精神的に膨大なエネルギーを要する大変な作業である。
最終的に、M&Aを成功に導くものは、社長様の底力と言っても過言ではない。
我々、M&Aアドバイザーは、その社長様を、ただただ全力でサポートするだけである。

籠谷智輝

01/Dec.2007 [Sat] 15:07

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